会員の皆様、ビジターの皆様、企業のCEO、企画担当役員、CIO、CTOの皆様、官公庁、
アカデミーの皆様で経営とマーケティングに強い関心をお持ちの方々を対象に、7月2日(TUE)、『デジタル・イノベーションと顧客中心主義経営(CCRM)-日米の例』というテーマで、一般社団
法人 CRM協議会との共催フォーラムをテクマトリックス(株)にご協賛いただき開催いたします。
当日は、長年に渡り、一般社団法人 CRM協議会の活動に大変ご尽力いただいております株式会社産業経済新聞社 相談役 熊坂 隆光 氏 (前:代表取締役会長)にオープニングのご挨拶をいただきます。
米国からの招待講演は、米国CRMのトップポータルの創業者・CEOで、2000年からの盟友ボブ・トンプソン氏(Robert G. Thompson)です。彼は、米国のみならず世界25カ国で30万人のCRMやマーケティングのWeb会員を持ち、一般社団法人CRM協議会の永年のパートナーとして、『CRMベストプラクティス白書』にも毎回大変興味深い論文を出稿いただいております。
米国でCRMといえば、"CX:顧客体験"を中心に展開されて久しいのですが、この数年、人間が インプットしたビジネスデータを分析するクラシックな"BI"から、インターネットベースのWeb画面とのユーザの接触や、狙いを定めたIoTからインプットされるリアルタイムの補正分析と溜められたビッグデータからの意味分析に変わって行こうとしています。生成されたコンテンツとトランザクションのビッグ・ビジネス・データ・レイクから"個人情報"を除いた振る舞いのトランザクション・データをデータ・サイエンスを使ってDeep Learningを行っています。
また、コールセンターやお店やメールからM2Mでデジタル化された顧客経験のデータを分析したり、モデル化認知された個人の購買パターンと顧客のペインポイント・振る舞いモデル(プロファイル)から、ターゲット時点での顧客の要件の変化を自動的に、統計学的に予見したくなります。
そして、そのために必要な人材としては、日本では、小学生からプログラマーを育てたいとして いるようですが、TOGAFやArchiMateを駆使できるエンタープライズ・アーキテクトに加えて、データ サイエンティストが世界でのコンセンサスです。しかし、この必要な人材が決定的に足りないとされ、つい6ヶ月前にオープン・グループでは1年間、IBMがリードでデータサイエンティストの定義とその 教育認証の標準を策定しました。
DX成功には、アクティブなソリューション・プロセス・モデルをEAでモデル化し、トランスフォーメーションを訓練するといったレベルに向けて進んでいると思われます。
CRMというマーケティングの要に、TOGAFとArchiMateとデータサイエンティストが必要だという認識を共有してほしいと思います。
日本のTOGAF認証者は2年前、世界の34番目の国から、NTT、富士通、セゾン情報システムズ、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ等4社の積極的展開のおかげで、2019年1月1日
現在、合計140社、1,150名の認証者となり、絶対数で世界20位まで上がりました。
人口比率で評価すると世界の第1位はオランダで、日本の42倍進んでいます。英国にも、シンガポールにも20数倍遅れています。しかし、テレコム業界ではNTTは世界第4位ですが、第1のベライゾンには、あと2倍に迫り、2位のボーダフォンには射程距離にいます。富士通も、急速に 世界トップ18位まで追い上げてきました。問題は、日本の一部上場の主力企業が、EAにもDXにもCXにも本格的に目覚めていないことです。このことが、世界のEA戦争、データ戦争に日本が大きく遅れている原因なのではないでしょうか。
さて、今回の目玉の一つが、「2018 CRMベストプラクティス賞」を受賞され、自治体として初めて4回連続の「継続賞」をお受けになられた津市 副市長 盆野 明弘 氏が、今後一層進む長寿化をいかに健康で生きがいを持って生活することができ、しかも、財政的にも健全に回していけるシナ リオのヒントをCRMの課題として、お話しくださいます。
是非、皆様も熱い議論に参画してください。
また、一般社団法人 CRM協議会の理事、NTTコムウェア(株) エンタープライズビジネス 事業本部 CRM開発担当 担当部長 瀬野尾 健 氏からは『デジタルトランスフォーメーション~デジタル時代を勝ち抜くため企業に求められる変革とは?~』をテーマにご講演いただきます。
「2018 CRMベストプラクティス賞」の受賞企業(株)ビジョン 執行役員 四条 理 氏からは、受賞事例『価格競争力と自動化によるサービス強化モデル』をご紹介いただきます。
パネルディスカッションでは、長年の理事メンバー3名に加わっていただき、今回のご協賛企業でもあるテクマトリックス(株) 取締役 執行役員 CRMソリューション事業部長 鈴木 猛司 氏、日本オラクル(株) クラウド・アプリケーション事業統括 ディレクター 東 裕紀央 氏、そして、(株)セールスフォース・ドットコム アライアンス本部 パートナーコミュニケーション部 部長 御代 茂樹 氏から『ユーザ代表者とベンダー代表者からみた "顧客中心主義経営(CCRM)"について』というテーマでディスカッションし、会場からもご出席の皆様にご参加していただきながら進めてまいります。
外国の事例、国内の「2018 CRMベストプラクティス賞」の受賞事例、ベンダー各社のCRMの グルたちの話をお聞きいただける絶好のチャンスです。
営業本部、マーケティング本部、コールセンターのスーパーバイザークラスの皆様、そして特に本年、また来年「CRMベストプラクティス賞」応募のシナリオをお考えの自治体・企業の皆様、顧客対応 管理を学ぶ機会としてご参加くださいますよう、アメリカンクラブでお待ちしております。